[茨城大学工学部 Hitachi Sea-Side Project]
※ 上の画像クリックでポスター全体が表示されます.

ハイブリッドイメージ作品の効果検証

Hitachi Sea-Side Project は日立駅と日立市内の海を眺める場所を対象に、「旅」をキーワードとした、駅での時間や空間の体験を通じて、日立市民と来訪者をつなぐプロジェクトです。プロジェクトでは、ハイブリッドイメージの技術を利用する予定です。ハイブリッドイメージの見え方が、日立駅の開放的な場所で展示した場合に、天候や日照にどのように影響されるのか、また、作品が駅通路の機能を妨害しないかなど、さまざまな観点から作品の検証をすることを目的に、今回の展示を行なっています。

〈日立駅自由通路での展示の様子〉


ハイブリッドイメージ(hybrid image)とは

それぞれの作品は移動距離に呼応して、見えるものが変化するという不思議な画像です。その画像は空間周波数について、低い成分のみを持つ画像と高い成分のみを持つ画像を特殊な方法で合成した画像となっています。したがって、画像を遠くから見るときと近くから見るときで異なる画像が見えます。中間の距離で見ると2枚の画像が混ざって見えます。また、携帯電話のカメラを通して見ると、近くても見え方が変わります。その他に、遠くても望遠鏡で見ると見え方が変わりますし、個人の視力の違いによっても見え方が異なるなど、さまざまな見かたにより見え方が変わります。みなさん、ぜひ、何十メートルも離れて見たり、目の前で見たりして、見え方の変化やさまざまな見かたを発見してみて下さい。

茨城大学工学部 Hitachi Sea-Side Project で実施する企画の例(予定)

●「日立駅海の旅行舎」--- Hitachi Sea-Side Travel Station ---

日立駅は茨城で最も間近に海がよく見える場所であり、世界的に見ても数少ない、水平線が一望できる駅です。しかし、毎日利用する市民にとっては自由通路が長くて不便といった意見もあります。このように駅空間は機能性のみで評価されがちですが、日立駅本来の魅力はまだまだたくさんあります。そこで、海と対峙できる静的な展望スペースや海へと続く自由通路の動的な移動空間を活かしたアート作品を展開することで、駅空間を楽しく、そして日立の駅の魅力をみなさんと共有できるプロジェクトをめざしています。

● My Sea-Side Story & Map

日立市民の日常に寄り添う海との関係に着目して、日立に暮らす・暮らしたことのある人の海の記憶や思い出を募集し、その風景と語り部、その物語をハイブリッドイメージに加工して展示したりマップとして制作予定です。それぞれのストーリーはプライベートでありながら、日立市民なら誰もが共感できるものもあれば、初めて知るストーリーもあるはず。日立駅への来訪者は、日立の海辺の風景とノンフィクションの物語を通して日立の海を時間旅行することができます。今後、みなさんの記憶や思い出の募集を計画しています。
企画=茨城大学工学部都市システム工学科 一ノ瀬 彩
展示作品=茨城大学工学部メディア通信工学科 矢内浩文
技術協力=茨城大学工学部知能システム工学科 住谷秀保
制作・設営=自由工房
協力=日立市 / neucitora (グラフィック)

[リンク] 茨城大学工学部日立市

2016-04-24更新