フィリング・イン 〜欠けている情報を瞬時に推定〜
デモンストレーション
2015年7月6日作成 / 2015年12月18日改訂
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フィリング・イン(filling-in)とは,欠けている情報を瞬時に推定する脳の働きである.
フィリング・インは,人間がこの現実世界で生きる上で欠かせない機能であるという意味で,人間の強さの一側面である.と同時に,その推定結果が,極度に単純化されていたり,期待で作り上げられた妄想であったりするという意味で,人間の弱さの一側面でもある.
ここでは,この辺りの講釈は省くことにして,雑誌[*]で紹介されていたトリック・アートを真似て矢内が作った作品を紹介する.
最初の状態である〈目隠しA〉が付いていると,ひと気のない寂しげなキャンパスに見えるが,・・・.
〈目隠しB〉に変えると,印象がかなり変わる.
〈目隠しをはずす〉と,真実が分かる.
茨城大学日立キャンパスの中庭(撮影:矢内)
[*]日経サイエンス2015年7月号「illusions 知覚は幻 〜ブランクを埋める幻」.
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