Mathematica の関数には,組み込み関数(Built-in functions)とパッケージ関数(Add-ons)がある.

例えば,データリストから離散フーリエ変換を求める関数

Fourier[] は組み込み関数
なのでいきなり使えるが,解析的にフーリエ変換をする関数
FourierTransform[] はパッケージ関数
である.

パッケージ関数を使用するには,それを Mathematica に読み込まなければならない.

例として, FourierTransform[] という関数は Standard Packages の Calculus の中の FourierTransform に入っている.

この場合,

<<Calculus`FourierTransform`
を実行すると,FourierTransform 関数群に入っている関数を使用することができるようになる.
注意:`' とは異なる.
参考:Needs["Calculus`FourierTransform`"] でも同じ効果がある.
Calculus の中にはこのほかにも8種類の関数群がある.

Standard Packages には,Calculus の他にも

Algebra, DiscreteMath, Geometry, Graphics, LinearAlgebra, Miscellaneous, NumberTheory, NumericalMath, Statistics, Utilities
があり,それぞれ多数の関数群を持っている.

詳しくは Help Browser で“Add-ons”チェックボックスをクリックして出てくる“Standard Packages”のリストをみて下さい.

参考:Help Browser は,メニューの [Help] - [Help...] で開ける.