[ 電子情報通信学会 技術研究報告 NC93-98(1994年3月)]
相関学習型シナプス荷重を持つ自己連想記憶モデルをとりあげ,離散型2段ダイナミク ス・ニューロンを用いた場合の想起ダイナミクス(1ステップ)を理論的に解析した. 任意の応答関数についての理論式を導くと共に,区分的線形な応答関数について,それ を特徴づけるパラメターの広い範囲で厳密記憶容量が同一で,そのパラメターの違いが 記憶の引込み半径に影響するような条件が存在することを示した.
キーワード:神経回路モデル,連想記憶,非単調ニューロン,記憶容量,引込み半径