東大・豊島寮に入っていたとき(1980年代半ば),毎年のように観た.その上映会が,毎年秋から冬にかけて開催される寮祭の恒例企画だった(今でも上映されているだろうか…).今は舞台演出家として活躍している蜷川幸雄が青年役として出演している.16ミリ映画だったと思う.
制作当時(昭和30年代?)はまじめな教育映画だったのだろうが,僕がはじめて観た時点で既に,あまりの時代の隔たりが作品をコメディーにしていた――まあ,いつの時代も“教育映画”には少なからず制作者の意図しない(?)コメディーの要素が入っているものだが――.
そう思うと同時に,古き良き時代の男女交際というものを現代の若者に見せてやりたい気持ちもある――ただ大笑いされて薦めた自分が厭な思いをしそうなので躊躇するが――.