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準備:記憶パターンの選定

特徴のあるパターンを用いると,偶然,或いはそのような特徴を発見するのが得意,などの理由で結果に偏りが出る可能性があり,意図する現象を捕まえることができませんので,ランダムに作成した20のパターンのうち最も記憶に残りにくいものを選び,最終的な実験に用いることにします.

パターンは次のように準備しました.

実験方法は次の通りです. 5人の被験者が,それぞれ,4群の記憶パターンすべてについて,時間を改めて実験を行ないます.

被験者の答えに表2の得点をつけます.得点の最も低い7枚のパターンを選び,最終的な実験の記憶パターンとします.最も得点の高かったパターンが4.85点,選ばれた7枚のパターンの得点は3.35〜3.80点でした.

 

 

確信度(記憶パターンだった場合) 5 4 3 2 1
確信度(記憶パターンでない場合) 1 2 3 4 5
得点 5 4 3 2 1
表 2: 確信度と得点の対応関係.


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矢内 浩文