円をランダムに配置したパターンの記憶について

矢内 浩文・傍島奈々子・内藤 裕子

電子情報通信学会ヒューマン情報処理研究会 HIP97-10(1997-06)]


要 旨

紙の上に小さな円をランダムに配置したパターンを記憶する.それらは,いくつかのプロトタイプをもとに,それぞれ数個の円の位置をランダムに移動して作ったものである.プロトタイプとの主観的類似度と移動する円の数の関係の実験と,再認の確信度と移動する円の数の関係の実験を行なったところ,再認の確信度と主観的類似度には直線的な関係がある,また,主観的類似度が大きくなっても再認確信度はそれほど大きくはならない(直線の傾きは小さい),という結果が出た.

キーワード:記憶,パターン,再認,確信度


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